身近にいないと、2歳といってもどんな感じかイメージがわかないかもしれません。
2歳は赤ちゃんから子どもへ移っていく時期。個人差も大きいので目安ですが、サイズ感やできることなどをざっくりまとめてみました。
2歳の身長と服のサイズはどのぐらい?
身長はだいたい85〜90cm。赤ちゃんの頃に比べると成長スピードが少し緩やかになってきます。服のサイズは90cm前後で、場合によっては2シーズン着られることも。
体重は10kgを超えてくるので、抱っこもだいぶ重たくなってきます。抱っこ紐はいちばん大きいサイズになり、3歳に向けて段々と卒業する子も出てくるでしょう。
手で抱っこするのは重たいですが、自分で抱きついてくれるようにもなるので、親の体格によっては抱っこしやすくなってくるかもしれません。
靴のサイズは13〜15cmぐらい。アクティブに動くようになるので、靴底もベルトもしっかりめの靴が必要になってきます。
帽子は50cm前後です。髪も伸びてくるので女の子はヘアスタイルの幅も広がってきます。
2歳はどのぐらい歩ける?
2歳になると、まぁまぁなスピードで走れるようになり、公園の遊具もだいぶ達者に使えるようになってきます。追いかけるのは大変ですが、滑り台を後ろからついて支えなくても一人で登ってすべってこられます。
傘も近距離なら自分で持って歩けます(もちろんすぐイヤになりますが)。
ベビーカーはまだまだ乗りたがります。車はチャイルドシート、電動自転車は後の席も座れるようになります。
2歳は言葉が話せる?
2歳の初め頃は「ママきた」「これちょーだい」などの2語文ですが、段々と言葉も増えていきます。同時に自己主張も強くなっていきます。いわゆる”イヤイヤ期”です。
何でも自分でやってみたいけれど上手くいかない、言いたいことはあるのにうまく話せないなどのもどかしさで、ギャン泣きを繰り返します。
力も強くなってきているので、大人が無理やり着替えさせるといったことも難しくなるため、赤ちゃんの時期とは違った大変さがでてきます。
絵は線が描けるのがおもしろいという段階から、3歳に向けて段々意味のある絵を描くようになっていきます。アンパンマンはまだまだ喜んでくれるので、アンパンマンを描いてあげたりするのも暇つぶしにおすすめです。


睡眠や食事、排泄など、2歳の生活は?
2歳はお食事もだいぶ上手になってきて、スプーンやコップもだいぶサポートが要らなくなってきます。お食事エプロンはまだまだ欲しい日もありますが、おやつなどから徐々にエプロンなしの日も増えてきます。
食べるものもだいぶ幅が広がり、外出先でのご飯の調達も少し楽になってきますが、イヤイヤ期もあって出したものを食べないという悩みが深まります。食へのこだわり方は子どもによって全く違うので、どうしたら食べるようになるかについての正解はなく、とにかくできることをやるしかありません。

お昼寝は子どもにもよりますが、段々短くなります。お昼寝したくなくて夕方までは元気、でも夜までは持たないという時期は生活リズムをつくるのがなかなか大変です。
幼稚園はお昼寝がないところも多いため、幼稚園入園が近づいてきている子はお昼寝なしの生活へ段々と移行していくというつもりでいてもよいかもしれません。

この頃、トイトレもスタートしていきます。トレーニングパンツを経て段階的にやっていく方法もあれば、布パンツが濡れる不快感を体感させてトイレの必要性を覚える方法もあります。おまるや補助便座などの用意が必要ですね。トイトレをスタートするのは洗濯物が乾きやすい夏がおすすめと言われています。成功させるには子どもの準備と親の心構えが必要なので、時期はわりと幅広に考えてよいといえるかもしれません。
外出先でのトイレ探しやトイレ失敗対策も必要になってくるので、周囲のタイミングに惑わされず、心の準備ができた時に始めるのがよいと思います。ちなみに、時期の変更はできますが、3歳児検診では尿検査があります。排泄のコントロールは2歳、3歳の大きな課題です。
2歳の行事は何がある?
数え年でする場合、七五三をする子もいます。今は兄弟と合わせてずらす等、わりと柔軟で満年齢で3歳の時にやる場合もあります。
また、幼稚園のプレ保育なども2歳からあります。自宅で過ごしていた子は集団生活に向けて、ママと離れて過ごす経験などをしていく年齢でもあります。
決まった行事ではありませんが、2歳、3歳差で兄弟が産まれてくる子も少なくないでしょう。赤ちゃんの存在によって、子どもの世界はガラリと変わります。お兄ちゃん、お姉ちゃんになる子は色々と乗り越えなくてはならない試練もでてくるかもしれません。
