赤ちゃんと積み木で遊ぼうと思ったら、積むたびに壊してくる!
かわいい生き物だと思って油断していると、その破壊行動に驚くこともあるかもしれません。
赤ちゃんが積み木を倒すことはよくありますが、「嫌い」「遊びたくない」という意思表示ではないので、安心してくださいね。
赤ちゃんが積み木を倒したくなる理由
倒すと崩れるという現象に興味がある
多くの赤ちゃんは積み木遊びを倒すことから始めます。
積み木は積むものだと思っている大人にとっては意表をつかれる動きですが、赤ちゃんにとって、モノが下に落ちるというのは興味深い現象なんです。ついこの間まで、お母さんのお腹のなかでぷかぷか浮いていた身にしてみれば、重力が働いて、ボールは必ず高いところから低いところへ転がっていくし、ものは上から下に落っこちるというのはとても不思議なこと。
自分の力で動けるようになった赤ちゃんは「探索行動」といって身の回りのものに興味を持ち、それがどんなものなのかを叩いてみたり、投げてみたりすることで知ろうとします。積み木を崩すのも探索行動のひとつ。触ったら崩れたということで積み木に興味を持って、関わろうとしているのです。
積み木を積めるようになるのは1歳すぎてから
実は、1歳半検診の項目に積み木があり、「積み木を2、3個積むことができますか?」という質問があります。
つまり、1歳半ぐらいになってようやく大体の子が積むという動作を獲得できるということなのです。
積み木をつまんで持ち上げて、さらに別の積み木の落ちないところに重ねて置くというのはとても高度なこと。赤ちゃんの手のコントロール力ではそもそも積むということがまだ難しいのですね。
赤ちゃんと積み木で遊ぶには?
積み木を積めない赤ちゃんとも、積み木で遊ぶことはできます。
自分では積めないけど崩すのは楽しいという状態ですから、あなたがイヤでなければどんどん積んで赤ちゃんに倒してもらいましょう。きっと赤ちゃんは大喜び。積んだはじから容赦なく倒してきますよ!
積み木を2つ手に取り、打ち鳴らすと音が出るということも赤ちゃんにとっては面白いことです。
布などのやわらかい素材のものなら投げてみる子もいるかもしれません。口に入れてなめたり、かじったりする子もいますね。
あっという間に成長するので、数ヶ月は積み木らしい遊びをしなくても、ふと気付いたら積み木遊びを始めているはずです。
積み木遊びはどう発展していくの?
高く積む
積み木を上手に他の積み木にのせられるようになると、どこまで高く積めるかにチャレンジする遊びができるようになります。
並べる
並べる遊びもあります。積み木を長く線路のように並べたり、四角くしてお家や箱のように並べたり。
積んで形をつくる
積み上げたり並べたりするという基本的な積み木の遊びかたをマスターしたら、ようやく積んで形をつくるという積み木っぽい遊び方ができるようになります。ごっこ遊びができるようになってくると、さらに積み木と他のおもちゃを組み合わせて遊びが展開されたりもします。
色分けをする
積み木は色んな色に塗り分けられていることが多いですね。これを色別に分けるというのも子どもにとっては楽しい遊びのようです。
他の子の積み木を倒してしまったら・・・?
遊び場やお友達の家などで、別の子がつくった積み木をわざと倒してしまうと困ったものですね。
我が家でも一時期、お姉ちゃんがつくった積み木をわざと、あるいは偶然、倒しては喧嘩になる日々が続きました。
当時、心がけていたことを挙げてみます。
・せっかく積み上げたものが壊されてしまったお姉ちゃんへ声をかける
・お姉ちゃんには一人で遊んでいてもらって、別の場所で一緒に遊ぶ
・壊されたくない完成品は高いところに置く
・直したり、一緒にもっとすごいのをつくる
正解は見つかりませんでしたが、今は積み木では喧嘩しなくなりました。
また、別のことでは喧嘩していますが(笑)
いずれにしても、覚えておくといいのは赤ちゃん自身には悪意も拒否する意思もないということ。
積み木の遊び方もゆっくり覚えていけたらいいですね。