サブスクで借りているおもちゃをもし壊したりなくしたりしてしまったら、どうなるのでしょうか。
各社の紛失・破損に関するルールについてまとめました。また不本意ながら実際に弁償することになってしまいましたので、その実体験についても紹介します。
おもちゃのサブスク6社の紛失・破損に関するルールまとめ
おもちゃを使用していて破損や紛失した際には、弁償不要なケースとそうでないケースがあります。
使い方によっては程度に関係なく、弁償の対象になることもありますので、使い方のルールについては目を通しておきましょう。
トイサブ!は原則弁償不要
思いっきり遊んでほしい、とのことから基本的には弁償不要となっています。
壊してしまった場合もなくしてしまった場合もです。ただし、以下の場合は弁償の対象になります。
- 「水遊び可」と書かれていないおもちゃで水遊びをして、壊した
- タバコを吸っている部屋で使っていて、臭いがとれなくなった
- 清掃で取り除けないような、マジックやクレヨンなどでつけた落書きや汚れ
- ペットが噛んだり、毛がついたりして、使えなくなった
- 箱に一緒にはいっている「プランシート」に書かれた禁止事項をやぶり、おもちゃが汚れたり壊れたりした
- 自己流の消毒や清掃で、おもちゃが変形・変色してしまった
参考:公式サイト https://toysub.net/compensation/
キッズ・ラボラトリーはオプションの加入による
キッズ・ラボラトリーでは、「安心紛失補償パック」というオプションサービスを設定しています。
このオプションをつけなかった場合、修復できないような壊れ方をすると買取りをしなくてはなりません。
ちょっとした傷や軽微な紛失に関しては不問となっていますが、どの程度が軽微で、どの程度が修復不能なのかが分かりにくいですよね。以下は買取が必要として挙げられている例になります。
- 歯形が付いている
- 塗装がひどい剥がれ方をしている
- 付属の説明書や付属品を破った・なくした
- 打楽器おもちゃの「ばち」が無い
- 水遊び可能と書いていないおもちゃで、水遊びをして壊した
- タバコの臭いがついた
- マジックやクレヨンなど、清掃で取り除けない落書き・汚れ
- ペットの噛みあとや毛の付着などで使えない状態になった
筆者は以前、キッズ・ラボラトリーを利用していましたが、その際、おもちゃの入っていた箱の蓋が少しちぎれたり、パズルの箱が少しつぶれたりしたことがありました。これは買取対象にはなりませんでした。
もっと詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください。
なお、安心紛失補償パックは2023年8月から550円(税込)となっています。(従来より下がりました。)
And TOYBOXは汚れや故障は基本的に不要、紛失は買取対象
And TOYBOXは通常の遊びのなかで生じた故障や破損、汚れは弁償不要となっています。子どもが少々乱暴に扱うのも想定内とのこと。ただし、以下は買取の対象になるため、注意が必要です。
・お風呂で使った
・外に持ち出して水没させた
・タバコの匂いがついた
・ペンやハサミで汚したり、壊したりした
・ペットが噛んだ
遊びと関係のない理由で汚れたり、故障したりした場合も弁償が必要です。
また、紛失に関しては買取り対象になります。
パーツは1点あたり330円(税込)、一点のおもちゃに対し複数のパーツを紛失した場合は1,320円(税込)が上限です。パーツではなく本体をなくした場合は、おもちゃごと買取となるため、おもちゃによって買取料金が異なります。
And TOYBOXでは返却時の清掃が必要でないので、メンテナンス中に壊してしまうということは起きにくいですね。うっかりパーツをなくさないように気をつければ、あまり心配せずに使えそうです。
ChaChaCha(チャチャチャ)は原則、弁償不要
Cha Cha Cha では思いっきり遊んでほしいとの思いから、パーツ紛失・キズ・破損・汚損は弁償不要となっています。返却時の申告も基本的に不要というのがスゴいですよね。おもちゃの交換の手続きの際に、ついでに書き込むだけです。
パーツ紛失は弁償不要ですが、本体のみ紛失で上限1,000円で弁済費用が生じます。また、すべて紛失の場合は買取対象になります。
交換サイクルの時期でなくても送料を負担すれば、壊れたおもちゃの交換も可能なので、全サブスクでいちばん手厚い対応ですね。
おもちゃのサブスクは原則、買取
おもちゃのサブスクでは、破損・汚損・紛失については原則、買取が必要となります。
返却時はに破損・紛失があった場合はチャットからの連絡が必須です。連絡なしに返却した場合、買取金額だけでなく、買い取るおもちゃの返送料も発生します。
ここまでご紹介したサブスクのなかでは、もっとも厳格な対応になりますね。
IKUPLEは破損や紛失の増加により、請求対象を更新
基本的には弁償なしとしていたIKUPLEですが、状態の悪い破損や紛失が増えてきているとのことで、「おもちゃの状態によりましてはご請求対象とさせていただきます」とルールが変更されました。
請求対象になるのは以下のような例です。
・落書き
・次の方がご利用できないほどの損傷や汚れと紛失
・ペットの噛み跡や毛
・喫煙環境等によるにおいの付着
ということなので、基本的に弁償不要の他のサービスとほぼ同じ条件です。
ご請求対象になるかどうかについては場合によりけりとのことで、メールか電話による問い合わせが必要になっています。
弁償の実体験を紹介
決して大っぴらに公開するようなことではないのですが、偶然にも弁償しなければならない事態になってしまったので、その経験をご紹介します。お支払いをしたのはIKUPLEです。
弁償することになった原因
今回、弁償の対象となったのは本体の紛失です。
おもちゃを丸ごとなくすなんてあるのかなと思っていたのですが、やってしまいました。
2社のサブスクを同時に利用していたのですが、おもちゃを返送する時に誤って別のサブスクで借りていたおもちゃも一緒に入れてしまったのです。1週間後ぐらいに気付いて連絡しましたが、見つかりませんでした。
実際の流れ
もうこれはどうしても見つからないということが確定したタイミングで、メールで問い合わせました。
すると、やはり当然ですが、弁償になるとのこと。案内された買取専用URLからクレジット決済で手続きをしました。
こんな感じでメールが来て、リンクをクリックするだけでした。
あとはネットショップでお買い物するのように決済するだけ。買取ですので、その後に何か手続きがあることもなく一瞬で終わりました。
弁償の金額
買取金額であった、1,850円を支払いました。
定価2,640円(税込)の商品でしたが、中古ということで買取金額は1,850円となっていました。
金額としては大きくなかったのですが、手元に何も残らないので痛い出費ではありますね。
やはり当たり前ですが、なくさないように気を付けなければと改めて思いました。