おもちゃのサブスクを利用するメリットは?デメリットはないの?

ほほえんでいる木の人形

今、子育てをしている方なら耳にする機会も多いであろう、おもちゃのサブスク。ご自身が子ども時代にはサブスクもなかったでしょうし、周囲で利用している人がいなければ、イメージを持ちづらいという方もいるのではないでしょうか。
でももし毎月おもちゃのために一定額を支出するなら、メリットはしっかり把握しておきたいところですよね。
この記事では、おもちゃのサブスクを約3年利用し続けている筆者がサブスクのメリットとおすすめのポイントをまとめました。

目次

メリット1:難しい乳児期のおもちゃ選びもハズすことがない

おもちゃのサブスクではプランナーが子どもの月齢・年齢に応じて、適切なおもちゃを選定してくれます。どのおもちゃが喜びそうかなと考えて、おもちゃを選ぶのも楽しみの一つではありますが、数多あるおもちゃの中から子どもに適した良質なおもちゃを探し、それが我が子に適しているかどうかを検討するには相当の時間と余裕が必要です。

特に最初の子の子育て中であれば、子どもの成長段階についての知識もなく、すべてのことが手探り状態でしょう。おもちゃなら対象月齢と多少ずれていても問題ないだろうと思いきや、発達段階に応じたおもちゃは食いつきが違います。簡単過ぎるおもちゃも難し過ぎるおもちゃも子どもにとっては興味がなくて、ちょっと難しいぐらいのおもちゃがハマるんです。

離乳食と同じでおもちゃにも発達に応じて段階がある
のですが、そこをタイミングよく調節してくれるので、子どもが全く見向きもしない、すぐに飽きてしまうなど、おもちゃ選びをハズしてしまう可能性を小さくできます

メリット2:脳の発達時期に高額な知育おもちゃに多数ふれられる

ものすごいスピードで成長していく赤ちゃんから幼児にかけての子ども。体だけでなく脳もどんどん発達していて、日々ふれるものを何でも学びにつなげ、どんどんできることを増やしていきます。

知育おもちゃはそんな成長中の子どもの発達を促すようにつくられたおもちゃで、たとえば、色づかいや形、素材など、知能を育てるという視点で考えられています。その分、お値段がお高めであることも少なくありません。

サブスクによってラインナップは異なりますが、多くのサブスクは知育玩具を中心に揃えています。一時期しか使わない知育おもちゃをすべて買うとなるとなかなか大変ですが、定額レンタルであれば金額を気にせず、さまざまなおもちゃに触れることができます。

メリット3:おもちゃの処分にかかる手間から解放される

ベビー用品でもそうですが、使わなくなったものを処分するのもそれなりに手間がかかりますよね。
愛着があるものは手放すのにも気持ちの整理が必要ですし、使っていなくてキレイなものも譲ったりオークションやバザーに出したりするなら、その手間がおもちゃの数だけかかります。ゴミ袋にポイだとしても、ものによっては分別が分からなかったり、粗大ゴミ処理券の購入が必要だったり……。

その点、要らなくなったら返せばいいというのは気が楽です。
大きくなったらすぐに使わなくなることが目に見えているからこそ、借りるという選択肢は魅力的ではないでしょうか。

メリット4:使わないおもちゃに生活スペースを占拠されない

妊娠から産後まで増え続けたベビー関連用品に加えて、おもちゃも増えていくとなると、収納スペースも必要です。都内の狭い賃貸では、収納術を工夫するだけでは限度がありますよね。生活スペースが狭まってしまうと、何かするたびに片付けなければいけなかったり、モノに邪魔されて家事効率が下がったり。子どもが遊べるスペースも限られてしまいます。
そんな状況であまり使っていないおもちゃに場所をとられるのはもったいないですよね。

サブスクであれば、もしあまり使わないおもちゃがあったとしても返せばよいだけです。交換して、よく遊ぶおもちゃになれば、遊ばないおもちゃに生活スペースを圧迫されることもありません

メリット5:消毒や修理はサブスクにお任せ。メンテナンス・管理の手間を省ける

おもちゃの消毒や修理をきちんとしてくれるのも地味に助かるポイントです。

たまに電池がなくなりかけているおもちゃに当たることもありますが、レンタルであればメンテナンスの手間はその程度。おもちゃを借りる費用に加えて、いつでも子どもがおもちゃを使える状態に整えるというタスクを外注していると思えば、おもちゃ以上の価値がある気がします。

正直に言って、筆者は家にあるおもちゃは舐めまくっていても全く消毒なんてしてません。そんな暇があったら寝たい。
飛び出す絵本を破いてしまったのも修理したいと思いながらできず、「ここちぎれてるね、まど開けても誰もいないね」と言いながらずーっと使っています。そんな状態でも、おもちゃは必ず使えるものが揃っているのは、サブスクのおかげです。

メリット6:親が選ばないおもちゃに触れられて、子どもの楽しみが広がる

親がすべて選ぶと子どものおもちゃのラインナップにどうしても偏りが出ると思うのですが、サブスクでプランニングを任せると親の選ばないようなおもちゃに触れる機会が生まれます。

たとえば、我が家の場合はバイリンガルのおもちゃがそうです。まだ日本語もおぼつかない子にわざわざ英語のおもちゃを与えなくてもよいのではないかと思っていましたが、サブスクで届いたおもちゃで子どもが「One!」「Banana!」と楽しそうに覚えた英単語をしゃべっている様子をみて、毛嫌いする必要はなかったなと思いました。

また、ノーブランドのおもちゃが届いた時も、これは自分で買おうとしても見つけられなかっただろうと思いました。海外ブランドも熱心な方なら探してこれるのかもしれませんが、自分でいいものを見つけてきて手元に調達するのはなかなか大変です。親が買い揃える場合に比べて、さまざまな種類のおもちゃと出会える機会が増えるのもサブスクのいいところだと思います。

メリット7:「おもちゃがたくさん入った箱」の破壊力。おうち時間が充実する

定期的に新しいおもちゃで遊べるのは子どもだけでなく、大人にとっても良いことがあります。

新しいおもちゃがあって特に助かるのが、雨の日や外出する体力がない連休、長時間ワンオペの日です。家で過ごす時間をつぶすのに、赤ちゃんは映像を見ても5分も持たずに飽きてしまいますし、逆に年齢が上がってからは動画を見始めると切り上げるのがなかなか大変です。自分の休憩時間も大切だと思いつつ、何時間も画面だけ見つめて過ごすのもどうなのかなと罪悪感を持ってしまうので、1日自宅で過ごしてメリハリがつきにくい日には重宝しています。

おもちゃの入った箱を目の前にしたときの子どもたちの喜びようと言ったらありません。何が入っているのか、どれにしようかと大興奮。楽しそうな子どもたちの様子にこちらも嬉しくなります。
そんなワクワク体験が数ヶ月に一度できるというのはサブスクならではではないでしょうか。

メリット8:購入・選定の手間が省けて、メンタルリソースの節約に

子育てでは思い通りにならないことがたくさんあります。コントロールできないことが多く、神経を削られるように感じることはないでしょうか。

筆者がサブスクをやめられないと思ったのは、突然保育園が何日も休園になったり、コロナ陽性で何週間も外出禁止になったりしたあの時期です。もうコロナも落ち着いてきましたが、それでも仕事と育児と家事をすべてこなす日々ではエネルギー不足になることもしばしば。生理前でイライラしている時に限って子どもがケンカを始めたり、あると思っていた食材を切らしていて子どもの機嫌がなおらなかったり。

余力があれば別ですが、エネルギーが足りなければ力をかけるべきところはおもちゃを選ぶことではなくて、子どもとおもちゃで楽しく遊ぶことです。
購入のたびに「⚫︎歳 おもちゃ」で検索して、大量にでてくる検索結果から選んだり、休みの日におもちゃ売り場に行って「生後半年〜」などのパッケージを頼りに選んだりするよりも、サブスクでお任せした方がはるかに効率的かつ効果的だと思います。

デメリットはあるので、メリットの大きさと比較しよう

ここまでいいことばかり書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
それを踏まえてもメリットが大きいと感じていますが、ここでデメリットについてもあげておきますね。

デメリット1:交換手続きが面倒

新しいおもちゃを借りるには前のおもちゃを返す必要があります。ブロックは全部数を数えて足りないかチェックしないといけませんし、交換の際には申請が必要で、おもちゃについての感想やリクエストなどを伝える手間がかかります。

デメリット2:毎月お金がかかる

買う場合は買った時にお金がかかるだけですが、買わない月にもお金がかかります。仮に一時的に収入が減った月があったとしても毎月決まった金額がでていくので、費用が負担になるということも考えられます。

デメリット3:新品のおもちゃではない

清掃・消毒されていてキレイですが、基本的には誰かが使ったおもちゃです。人の使ったものに抵抗があるような神経質な方にはレンタルは向いていません。

デメリット4:遊ばないおもちゃが入ることもある

何点か入ってくる中には、あまり遊ばないおもちゃや似たようなおもちゃが入ることもあります。たとえば、5点中2点遊ばないおもちゃがあったとき、遊んだ3点より遊ばない2点が気になると、損をしたと感じることもあるかもしれません。

デメリット5:借りたものを無くしたり壊したりする心配

破損・弁償の範囲は子どもが使う想定でにはなっていないので、そこまで気にしすぎなくても大丈夫なのですが、遊び方に禁止事項があったり、場合によっては紛失すると弁償の必要があったりします。やはり借り物ではあるのです。

すぐには手に入らない

交換のタイミングが決まっていたり、発送の手続きがあったりするので、今すぐ使いたいと思ってもおもちゃがすぐに手元に届かないこともあります。

期待していなかった副次的な効果

メリットというほどではありませんが、ずっと使っていると思わぬ副産物もあると感じています。
いくつか紹介しますね。

  • 「みんなのおもちゃ」でモノの扱いを学べる
    借りているおもちゃなので、子どもが乱暴に扱っているときに声をかけることが自然と多くなります。どのぐらい伝わっていたのかわかりませんが、「じぶんのもの」と「おともだちのもの」以外に「じぶんもおともだちも使うもの」という位置付けのものにも触れる機会になっていたのかなと思います。
  • プランニングシートが成長の証に
    毎回届くおもちゃの説明書を時々見返すと、子どもたちも覚えていて「あんなおもちゃも借りたね」と会話に花が咲くことも。前はこんなので遊んでいたんだなぁなど、成長を実感するきっかけにもなっています。
  • 赤ちゃんの相手が苦手なパパが子どもと絡むきっかけづくりに
    言葉でコミュニケーションがとれるまでは、小さな子どもとどう接したらよいかわからないようでしたが、新しいおもちゃがあると使い方を聞かれたり、できないところを手伝ってあげたりして、自然に子どもと遊びやすいようです。

サブスクは乳児期や良いおもちゃにたくさん触れさせてあげたい方におすすめ

以上のメリットを考えると、特に発達の早い乳児期はサブスクがおすすめです。
他にも以下のような考えをお持ちの方には、サブスクがぴったりだと思います。

・ものを増やさずに、子どもに色んなおもちゃを体験させたい
・常に年齢に合ったおもちゃを用意してあげたい
・子どもが「わぁっ!」と喜ぶ顔を何度も見たい
・忙しいので、いい感じのおもちゃを随時みつくろってほしい
・外出できない日の過ごし方の選択肢を増やしたい

気にはなるけど、なかなかきっかけがないという方は、たとえばキャンペーンで試しやすくなっている時やお誕生日などの子どもの成長の節目、兄弟の出産や職場復帰などをきっかけにトライしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

2人の女の子の母親。幼児心理アドバイザー養成講座修了
おもちゃのサブスクを約4年、活用中。計6社を利用した経験から初めて使う人にザックリわかる情報からもっと使いこなしたい人に役立つディープな情報まで、今同じように子育てをしている人たちに参考にしてもらえる情報をシェアしています。

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