おもちゃのサブスクとは?

たくさんのおもちゃと赤ちゃん
目次

おもちゃのサブスクとおもちゃのレンタルの違い

おもちゃのレンタルとは?

おもちゃのレンタルサービスとは読んで字のごとし、おもちゃを借りられるサービスです。

現在ではおもちゃ専門のレンタルサービスはなく、赤ちゃん用品のレンタルショップの中におもちゃカテゴリがある形になります。
たとえば、リラッシュ、BABYFANのトイレンタル(新規受付停止中)、Babyrentaなどです。

これらは赤ちゃん向けのおもちゃなので、幼児以上の子ども向けのおもちゃを借りたい場合は、以降に紹介するサブスクになってくるかと思います。

サブスクもレンタルも基本的にはインターネットサービスです。
もしもリアルで借りたいのであれば、企業が提供するレンタルサービスではありませんが、地域によってはボランティアや自治体で「おもちゃ図書館」や図書館・児童館などでのおもちゃの貸し出しをしていることがあります。

おもちゃのサブスクとは?

「サブスク」という言葉には定額で借り放題、使い放題のイメージがありますが、おもちゃのサブスクは基本的に3000〜6000円程度の月額料金を払い、5〜6点のおもちゃが1〜2ヶ月に一度届くスタイルが主流です。 借りられる上限点数が決まっており、期限になったら一度おもちゃを返してから、次のおもちゃを借りる仕組みになっています。

借りられるおもちゃは知育玩具が中心で、借りる子どもの年齢や好みなどを考慮して選んだものを送ってくれるスタイルが一般的です。 自分でカテゴリやおもちゃなどを希望できることもありますが、サブスク会社にあるおもちゃの在庫の中から空き状況を見て、借りたいおもちゃを指定するということはできません。

逆にいえば、自分で大量のおもちゃのなかから選ばなくても、月齢・年齢に応じて子どもが気に入りそうなものを見繕ってくれるサービスでもあります。

知育玩具とは?

子どものおもちゃのジャンルのひとつで、幼児の発達や学びを促し、サポートすることを狙いとしたものです。 幼児教育の考え方にもとづいて設計されており、よく聞かれる”モンテッソーリ”というのはイタリアで考案された教育法です。

具体的には楽器や積み木、パズルなどのおもちゃで、自分で見たり触ったり動かしたりして、発見や好奇心を促すものになっています。 赤ちゃんや子どもはおもちゃに楽しませてもらうというよりも、自分で積極的に遊びにいくことで楽しむおもちゃです。

これを使ったから頭が良くなるということではありませんが、自分の持てる力を活かして何かをやってみて、そこからうまくやる方法を学ぶという基礎的な力づくりに役立つと考えられます。

与えて終わりでもよいのですが、より効果を引き出すのであれば、年齢(その子のレベル)に応じたものを選んだり、大人が声をかけてあげたりするなどの工夫も必要です。

おもちゃのサブスクのメリット

気に入るおもちゃを決まった金額で見つけやすい

赤ちゃんや子どもがどんなおもちゃを気に入るのかは本人に渡してみないと分かりません。 しっかりしたつくりのおもちゃは決して安いものではなく、気にいるおもちゃが見つかるまで買い続けることに比べると、複数のおもちゃを定額で借りられるサブスクはお財布に優しいサービスです。

おもちゃのサブスクでは気に入ったおもちゃは連続して借りることができます。子どもの好みも回を重ねるうちに分かってきて、好きなものだけを選べるようになります。 傾向がわかるまでは色々なおもちゃを試す必要がありますが、最終的には気に入ったおもちゃだけを厳選して使えるため、コスパはよいといえるでしょう。

おもちゃの選び方や遊び方を相談できる

おもちゃの選び方や遊び方について、幼児教育やおもちゃに詳しいプランナーさんに相談ができる点も、毎日ワンオペ、ツーオペでがんばっている人にとっては心強いですね。

どんなおもちゃがいくらぐらいでどこで買えるのかを一つひとつ探していくのは大変です。多くの子どもたちにおもちゃをセレクトしてきたプランナーさんなら、年齢・月齢に応じた人気のおもちゃを選んでくれるので、まったく見当はずれということはないでしょう。

また、届いたおもちゃの遊び方がわからない場合に相談することもできます。おもちゃ屋さんで購入した場合、そこまでのフォローはなかなかありませんから、サブスクならではの利点と言えるかもしれません。

収納スペースよりも多くのおもちゃを体験できる

赤ちゃんから幼児にかけては、月齢・年齢でできることや興味も大きく異なり、それに応じておもちゃを増やしていくと、収納スペースの問題も出てきます。

急に増えた赤ちゃん用品に加え、おもちゃも次々と増えていくとなると、収納上手を自慢にしている人でもなかなか大変です。 買ったら捨てる、使わなくなったら処分するというルールにするか、よほど広い家に住んでいるのでもない限り、数が限られてしまいます。

常に出ているおもちゃは子どもも飽きてしまうため、サブスクサービスを活用して、適当なタイミングで入れ替えていく方法は賢いやり方の一つです。

修理や廃棄の手間がかからない

壊れてしまったおもちゃや興味がなくなってしまったおもちゃの処分や廃棄の手間もかかります。

おもちゃを投げる、口に入れて食べる、開くはずのないところを引っ張るなど、子どもは大人には想像もつかない遊び方をします。 そのような遊び方で壊れてしまった場合も、よほどのことがない限りは修理や弁済の費用を払うシステムにはなっていません。 子ども向けのサービスなので、その辺りは良くできていると思います。

自分の家のおもちゃであれば大人が修理もしなくてはならず、修理できなくてもそれを使い続けなければならないので、いつでも遊べる状態になっているのは隠れたメリットといえるでしょう。

おもちゃのサブスクのデメリット

借りたら返す必要がある

基本的に借りたおもちゃは返却しなくてはなりません。
期限を延長して借り続けることもできますが、 もし子どもがめちゃくちゃ気に入ったおもちゃがあっても、自分のものにはできないのです。 どうしても自分のものにしたければ、同じものを買うか、買い取りする必要があります。

気付いたらお気に入りのおもちゃがなくなっていた!と気付いた時の子どもたちの反応、想像できるでしょうか。返す時には「これは返してもいいかな?」「新しいのと交換しようね」といった声かけをする、忘れるまで隠しておいて思い出さなくなった頃にこっそり返却するなどの工夫が必要です。

また、清掃したり、チェックリストに記入して返送したりする手間もかかります。

自分のもののような遊び方はできない

自分のものではないため、 名前を書き込んだり、何か加工したりすることはできません。
たとえば、パズル系のおもちゃでは、作品例などがついてくることがありますが、そのリストにチェックを入れるといったようなことも控える必要があります。

おもちゃを誰にも気兼ねなく使い倒したいと思うのであれば、借りるよりも買った方が心おきなく使えますね。

新品とは限らない

返却されるたびに清掃・消毒しているので、衛生面での心配はありませんが、新品であることは少ないです。 塗装が剥げていたり、部品が取れていたりすることはなく、児童館や保育園のおもちゃを使うことに抵抗がない方なら大丈夫ですが、 パッケージをあけて一番に使いたい、説明書や付属品も全部新品で使いたいという方にはレンタルは向かないでしょう。

気にいらない、使いたいおもちゃがないリスクもある

家にあるおもちゃは事前に申告するため、家にあるおもちゃと同じにならないように選んでくれます。また、サービスによっては気に入らなかった場合の補償をしているところもあるため、使えないおもちゃばかりということはありませんが、もちろん気に入らないおもちゃが入っている可能性もあります。

キャラクターもののおもちゃが少ない

おもちゃのサブスクサービスは知育玩具を中心としたレンタルサービスになっており、サービスの方針としてキャラクターものを在庫していないところがほとんどです。
もしアンパンマンやドラえもん、トーマスなど、お気に入りのキャラクターがついているものをたくさん使わせてあげたいと思うなら、 自分で買い揃える必要があります。キャラクターものは流行り廃りもあるので、最新のおもちゃで遊ばせるなら購入するのがよさそうですね。

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この記事を書いた人

2人の女の子の母親。幼児心理アドバイザー養成講座修了
おもちゃのサブスクを約4年、活用中。計6社を利用した経験から初めて使う人にザックリわかる情報からもっと使いこなしたい人に役立つディープな情報まで、今同じように子育てをしている人たちに参考にしてもらえる情報をシェアしています。

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