おもちゃのパッケージに書いてある対象年齢、いったいどういう風に決められているのか気になりませんか?
せっかく買おうと思ったおもちゃの年齢が子どもの年齢よりも高く設定されていると、その年齢まで待つべきなのか迷いますよね。そもそも対象年齢はどう決まっているのか、もし守らなかったらどうなるのか、参考情報をまとめてみました。
そもそも対象年齢とは?どうやって決まってるの?
我が家では小さい頃に粘土を買おうと思ったら「3歳から」と書いてあって、「なんでだろう?食べちゃうからかな。口に入れないように見てれば平気かな。」と迷ったことがありました。パッケージにはなぜその年齢なのかまでは解説されていなかったからです。
おもちゃの対象年齢はまず安全面で決められています。特に注意しなければならないのが誤飲です。また赤ちゃんは何でも口に入れるので舐めても大丈夫なものなのかということも重要になってきますね。
それから何歳ぐらいの子が楽しく遊べるものなのかという発達の目安としても書かれています。
では、具体的にメーカーではどのように決めてパッケージに書いているのでしょうか。実は、おもちゃの対象年齢に関しては法律での規制がありません。そのため、メーカーがそれぞれで基準を作り、対象年齢を記載しています。
法律の規制はありませんが、業界でつくっている基準や一部分が関連する法律などはあるため、そうした基準を参考にした上で各社で安全基準が決められています。
ST基準・STマークは安全面に注意しているおもちゃの目じるし
日本のおもちゃの安全基準としては一般社団法人日本玩具協会が定めている「ST基準」というものがあります。STはSafety Toyから来ていて、物理・燃焼・化学的な安全の基準を定めたものです。検査の結果この基準を満たしているおもちゃには「STマーク」をつけることができるようになっています。
検査で確認しているのは例えば、小さな部品や小さな球がないかどうか。対象年齢が3歳未満のおもちゃでは誤飲を防ぐために規定の大きさの検査器具をすり抜けないかを検査しています。他にも燃えやすい素材でないかどうかや有害物質が含まれていないかなど、さまざまな面から検査が行われます。
STマークがついているのはこうした検査で合格しているおもちゃなので、安全面について注意深く作られたおもちゃとして信頼できるものです。
参考:日本玩具協会サイト(https://www.toys.or.jp/jigyou_st_top.html)、パンフレット
対象年齢を守らずに先取りした場合のリスク
あくまでも主に安全面について考えた時におすすめされる年齢ということなので、対象年齢以下の子は使用禁止というわけではありません。自由に買って使うことはできますが、上の年齢の子を対象にしたおもちゃを使うと思いがけない事故につながる可能性があります。
例えば、水で膨らむおもちゃやマグネットのおもちゃなどでは飲み込んでしまった場合に手術が必要になるような事故につながった例が報告されています。
参考:国民生活センター「子どもの事故」https://www.kokusen.go.jp/soudan_now/data/kodomo_jiko.html
親が見ていれば大丈夫と思っていても、ちょっと目を離した隙に、あるいは気付かぬうちに落ちていたものを運悪く拾って口にしてしまう可能性もあります。赤ちゃんではなくても小さな子どもは興味本意で口に入れてしまう可能性もあるので油断はできません。
そもそも事故にはつながらなくとも、あまり先取りし過ぎると本人が楽しく遊ぶことができないというデメリットもあります。実際「6ヶ月から」となっていたおもちゃを生後3ヶ月頃にいただき、開けた時はあまり見向きもしなかったのが6ヶ月頃になったら急によく遊ぶようになったことがありました。
大きくなってからも本人が見た目を気に入って選んだとしても、やってみると上手くできなくてつまらないということもよくあります。
守れるなら守っておいた方が楽しく遊べそうですね。
対象年齢を守っているのに事故が起こるケースとは?
おもちゃを買う時に対象年齢を守っていても事故が起こってしまうこともあり得ます。兄弟姉妹がいる場合、上の子のおもちゃを下の子が使ってしまう可能性があるからです。
乳幼児のいる生活はカオスになっているのが普通だと思うので、できる範囲で工夫できるといいですね。
・赤ちゃんをサークルに入れておく
・お姉ちゃん・お兄ちゃんのおもちゃは下の赤ちゃんの手の届かないところに置く
・危なそうなおもちゃは散らかしたままにしないように上の子に言っておく
・大人にも適当なところに置かないように伝えておく
・赤ちゃんの近くで投げたり叩きつけたりするような激しい遊び方をしないように、穏やかな遊び方を教える 等々
対象年齢は目安。子どもの様子を見ながら楽しく遊ぼう
結論として対象年齢は目安なので絶対に使ってはいけないということではありません。おもちゃ本体には対象年齢が書いてないので、借り物やもらいものだとそもそも対象年齢がわからないこともありますよね。また、兄弟姉妹のおもちゃが手近にあることもあるでしょう。
最終的にはパッケージの対象年齢は参考にしながら、安全に遊べるかどうかを保護者が都度判断することが大事だと思います。
買う時・使い始める時のチェック事項
・磁力の強いマグネットを使ったおもちゃは販売禁止になっています
・ボタン電池を使っているおもちゃは蓋が簡単に開かないことを確認
・壊れて部品がとれやすくなっていないかを確認
・使う前に適宜、清掃・消毒する
遊んでいる時は赤ちゃんの場合には目を離さないように、大きくなっても視界の端には入れておくということも必要ですね。
ちなみに、公園の遊具にも対象年齢があり、シールが貼ってあることがあります。これもおもちゃと同じで、親が近くで安全に注意をはらっていれば実際の年齢より上の子向けの遊具でも遊べることもあります。
参考:日本公園施設業協会 https://www.jpfa.or.jp/certification/anzen/
冒頭に例にだした粘土も結局いろいろ情報を集めて3歳より早めの年齢で遊ぶことにしました。最初は子どもがいつ口に入れるかと気が気ではなかったのですが、どういうふうに扱うものかを子どもが分かってくれてからは少し安心して見ていられるようになり、特に事故につながることもなく遊べました。
対象年齢を外れると即危険ということではないので怖がりすぎず、でも安全には気を配りながら遊びましょうね。