0歳の赤ちゃんのおもちゃの選び方は?

木琴のおもちゃで遊んでいるところ
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0歳の赤ちゃんのおもちゃの選び方のポイント

授乳や睡眠など、赤ちゃんの健康に直接的に関わることは自分で探そうとしなくても色んなところで見聞きして教えられる機会がありますが、おもちゃの選び方は自分で情報をとりにいかないと知ることができません。でも、赤ちゃんが使うおもちゃを選ぶときに知っておきたいポイントはいくつかあります。

先取りすると遊ばない?月齢に合ったおもちゃにしよう

年齢ではなく「月齢」というのは成長の早い赤ちゃんならではの言葉ですよね。赤ちゃんは数ヶ月で全くの別人と思えるほど、体格もできることも変わっていきます。「あれ?今飲むべきミルクの量ってこんなに多いんだっけ?」など1ヶ月前の常識が通用しなくてビックリすることも。

これはおもちゃについても同じで、何ヶ月の赤ちゃんかで楽しめるおもちゃも変わってきます。そのため、発達の段階に応じたおもちゃを選んであげるのがポイントです。

実際、2〜3ヶ月ぐらいのときに、先を見越して6ヶ月から使えるおもちゃをいただいたことがありましたが、あまり興味を持ちませんでした。ところが、対象年齢に近くなってくると急に遊び始めたのです。難しすぎるものも、簡単すぎるものも赤ちゃんにとってはつまらないんですね。

たくさん遊んでほしいと思ったら、月齢にあったおもちゃを選びましょう。

安全性は大事。素材や部品をチェックしよう

「赤ちゃん向け」とされているおもちゃであれば、基本的に配慮されているかとは思いますが、保護者としても改めて安全性をチェックしておくことは大事です。

赤ちゃんは興味を持ったら何でも舐めます。舐めたり、口に入れたりしても危なくないものを選びましょう。具体的には尖っているところがない丸いもの、小さな部品が取れて誤って飲みこんでしまう危険性のないものです。

また、電池で動くおもちゃのなかでも、特にボタン電池を使っているものは蓋が取れやすくなっていないか確認しましょう。ボタン電池は誤飲した際に死に至るほどの重篤な症状になる恐れもあるためです。

舐めるのは赤ちゃんの遊び方の一つでもあるので、口に入れる前提で、洗濯したり、消毒したりできるものを選びましょう。布製であればネットに入れて洗濯できるもの、プラスチックなどであれば哺乳瓶と同じように消毒できるものが便利です。

長く使えるおもちゃって、あるの?

月齢に応じたおもちゃを選ぶことが大事とお伝えしましたが、そういう意味で赤ちゃんの興味やレベルが変わっていってしまうので、1歳、2歳、3歳と大きくなるまで、ずっと遊べるおもちゃというのはなかなかありません。

ただ、積み木のような遊び方が変えられるおもちゃは、遊び方によって難易度を変えられるので比較的、長く遊べます。
たとえば、最初は手触りやかたちを楽しむ→上に載せられるようになる→積み方のコツを覚える/大人がつくったものを倒して遊ぶ→かたちをつくったり、おままごと的に使えたりするようになるといったようにレベルアップしていけば、大きくなっても楽しむことができるでしょう。

モンテッソーリ教具とは?知育玩具って?

赤ちゃんのおもちゃのPRでよく出てくる「モンテッソーリ」はイタリア発祥の教育法で、モンテッソーリという名前の医師であり、教育家でもあった女性が提唱したので「モンテッソーリ教育」と言われています。

モンテッソーリやシュタイナー、レッジョ・エミリアなど、幼児教育の世界では色んな教育法がありますが、モンテッソーリを採用している幼稚園や保育園は全国にあり、わりとメジャーです。教育に関心がある方なら必ず一度は耳にするでしょう。

このモンテッソーリ教育で使われる教材が「モンテッソーリ教具」というものです。理論にのっとった教材ですが、赤ちゃんのための教具は教育を学んでいない人にとっては、普通のおもちゃと変わりなく見えます。ただ違うのは赤ちゃんの能力を引き出すように考えられているという点です。

知育玩具というのも赤ちゃんの発達を促すように考えられたおもちゃです。いずれもただ楽しいだけではなく教育になるということで、何となく良さそうというイメージはありますね。そのため、誕生祝いのプレゼントなどでも人気です。

0歳の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ

ファーストトイ!1〜3ヶ月までの赤ちゃんのおもちゃ

新生児〜1ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんはまずお腹の外の生活に慣れ、元気に大きくなることが第一です。お世話する方も慣れないことだらけですし、赤ちゃんは基本的に泣いているので遊ぶという余裕はないかもしれません。

でも、1ヶ月を過ぎて笑ってくれるようになって、ステージを一つ超えた感じがする頃は初めてのおもちゃに触れるのにいいタイミングでしょう。

この頃の赤ちゃんは視力が発達しておらず、ほとんど何も見えていません。ぼんやりした世界に生きていて、色もわかるのは大人にはキツく見えるぐらいビビッドな色だけです。赤ちゃんの好きな赤やコントラストのはっきりした色合いのおもちゃがおすすめです。

手も基本はグーの手なので、握って音がするガラガラや感触が楽しいニギニギなどがピッタリです。

ねんねで遊べる!3ヶ月〜6ヶ月の赤ちゃんのおもちゃ

3ヶ月〜4ヶ月ぐらいになると首がすわり、縦抱きができるようになります。抱っこ紐やベビーカーでのお出かけもしやすくなり、グッと世界が広がる時期です。その分、ずっと天井ばっかり見ているのも飽きてくる頃。ベビージムのように、ねんねのまま遊べるおもちゃがおすすめです。

生後半年を前に寝返りをする赤ちゃんも出てきます。おもちゃを取りたいというモチベーションでゴロっと寝返る子もいるので、赤ちゃんが手に取れる小さなおもちゃもいいですね。歯が生え始める前にはムズムズするようで歯固めも必須アイテムです。

検診やベビー教室などの待ち時間で使えるおもちゃとして、ベビーカーに吊り下げられるようなおもちゃも一つ二つあると、親子ともに過ごしやすいでしょう。

遊びの幅が広がる!7ヶ月〜9ヶ月の赤ちゃんのおもちゃ

生後半年も過ぎておすわりができるようになると、置き型のおもちゃで遊べるようになります。両手が使えるので、片手で体を支えて車をコロコロしたりもできますね。

また、ずり這いもできるようになって行動範囲も広がるので、より色んなものに興味が出てきます。音や光の出るおもちゃなら、触られたくないリモコンよりもおもしろい!と思ってくれるかもしれません。

ダイナミックな動きも楽しめるようになってくるので、赤ちゃんが座ってぴょんぴょんできるジャンパルーなどもおすすめです。

また、モンテッソーリで言えば、言語にも敏感になる時期。あーうーなどの喃語も出てきて、赤ちゃん的には言葉ブームがやってきているとも言えるでしょうか。布絵本などで言葉に触れるのもいいですね。

1歳目前!10ヶ月〜12ヶ月までの赤ちゃんのおもちゃ

つかまり立ちを始め、1歳を前に初めてのあんよも見えてくる時期です。立って歩いてみたいこの時期には手押し車などはいかがでしょうか。

手もだいぶ器用に動かせるようになるので、押す・引っ張る・開けるなど色んな動作ができます。大人には遊びのツボがわからない低月齢の子のおもちゃと違って、おもちゃらしいおもちゃというと変ですが、子どもと触れる機会の少ない大人も一緒に遊べるおもちゃが増えてきます。

アンパンマンなどのキャラクターのおもちゃもいいかもしれません。面白そうなおもちゃがたまたまアンパンマンだったということではなく、アンパンマンがついているという理由で興味を持つようにもなってきますよ。

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この記事を書いた人

2人の女の子の母親。幼児心理アドバイザー養成講座修了
おもちゃのサブスクを約4年、活用中。計6社を利用した経験から初めて使う人にザックリわかる情報からもっと使いこなしたい人に役立つディープな情報まで、今同じように子育てをしている人たちに参考にしてもらえる情報をシェアしています。

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