3歳は写真撮影を嫌がるもの?撮れないと困るときに準備できること

赤ちゃんの頃はある意味、撮り放題な写真。でも、本人の主張が強くなってくると素直に撮らせてくれない時も出てきます。
日常のスナップなら撮れなくても困りませんが、七五三の記念写真や何かの集合写真など、ちゃんと撮らせてほしいタイミングって、ありませんか?
「なるべく良い写真を残したい!」と思った時にできることをまとめてみました。

目次

3歳の子が写真を撮らせてくれないことはよくある

3歳といえばイヤイヤ期まっさかり。思うように写真を撮らせてくれないというのは「あるある」です。うまく撮れないのが当たり前、むしろ機嫌良く良い笑顔が撮れる方が奇跡と思ってもいいかもしれません。
むくれた顔の七五三写真を持っている人は結構いるはずです。
「撮らせてくれないのが普通」ということは大前提。それでも、上手く撮れる確率が高まる工夫はあります
撮影前、撮影中にできることを3つずつ紹介します。

撮影前にできること

(1)撮影時の状態に慣れておく

3歳児が写真撮影の時にいつもよりも言うことを聞きにくくなるのは色んなことが「普段と違う」から。
着させられている服、いる場所、周りの人……

よそ行きの服、それこそ着物なんかだと、きつかったり、チクチクしたり、重たかったり。
はたまた、大きなカメラやライトが怖かったり、知らない人が急に話しかけてきたり。
慣れないことが多く、写真を撮るどころではありません。

そこで、ちょっとした”リハーサル”を事前にしておくと、当日すべてが初めてという状態よりも撮りやすくなると思います。

場所慣れするには・・・

たとえば、フォトスタジオの雰囲気に慣れるように、事前に足を運んでおく。それが無理なら少し早めに行って、空気に慣れる時間をつくるというのでもいいかもしれません。近くの神社で七五三撮影であれば、別日に行って境内で遊んでみるということもできます。
大人側も一回行っておけばトイレの場所が把握できるなど、事前情報が増えるので、撮影に集中しやすくなりますね。

服に慣れるには・・・

服も事前に袖を通しておくと安心です。七五三の着物などは少し早めにレンタルできるサービスもあります。

また、お出かけや発表会、何かの式などでドレスや靴など自前で用意するのであれば、事前に着て少し動いてみるということもできます。履いてみて足が痛くなりそうだと気付ければ、履き替える靴や絆創膏を用意するなどの対策もできますね。
袖がモコモコして気持ち悪い、髪が引っ張られて痛い、飾りが首にあたるなど、どんなところが嫌なポイントなのかを突き止めて、どうしたら不快な要素を減らせるかを考えておくと、当日のご機嫌度を高めやすくなるでしょう。

人に慣れるには・・・

人見知りの子にとっては初めて接する人がいることもイヤイヤにつながる原因になります。
写真を撮る人が子ども慣れしていない場合、緊張して固まっている子にどんどん話しかけて距離をつめてしまい、余計に緊張を高めてしまうことも……。

子どもが初対面の人に慣れるためには、子どもが話しかけられる前にまず親がその人と話している様子を見せる、というのがおすすめです。親が話しているのを見ると、少し警戒心が和らぐと思います。

緊張をほぐすためにお気に入りのお人形や使い慣れたタオルのような、手近にあるとリラックスできるものを用意しておくのもいいかもしれませんね。

撮影前にできること
・事前または早めに撮影場所に行く
・撮影時の服装をあらかじめ試しておく
・撮影担当者と話すところを見せる
・リラックスアイテムを用意する

(2)コンディションを整える

イヤイヤをなるべく減らすにはコンディションを整えることも大事です。だいたい子どもの機嫌が悪くなるのは眠いか、お腹が空いているタイミング。また、機嫌は悪くなくても退屈してくると、話を聞いてもらいづらくなりますね。なので、なるべく元気があり、お腹も空いていない状態に撮影することを目指しましょう。

スケジュールを調整する

七五三などのイベントでは、1日の予定がパンパンになりがちです。ですが、もしベストショットを撮りたいなら、可能な限り予定は分散させて元気な時間帯に撮影をいれましょう。
撮影スタジオやご祈祷の時間帯が混み合っていてベストな時間帯を取れない時も、前撮りや後撮りを利用したり、親戚で集まるのは別日に設定したりといった工夫ができます。オフシーズンや平日などの空いている時期にすればコストが抑えられることも。その分カット数が増やせれば、いい写真が撮れる確率も高まります。

七五三スケジュール例
七五三スケジュールを分解する例

最強アイテムおやつを持参

お腹が空いて機嫌が悪くなるのもよくあることですね。予定が長引いてしまった時、お祝いの食事で子どもが食べられるものがあんまりなかった時など、お腹が空いている時に、手や口周りを汚さないおやつがあれば重宝します。軽めのおやつは飽きてきてしまった時の気分転換にも使えるので、持っていて損はしません。

(3)事前に何をするか説明する

それから大事なのが、何をしにいくのかを説明しておくことです。
写真撮影に対して”やらされ感”が強いと、ちょっと嫌なことがあっただけですぐ、イヤイヤになってしまいます。逆にちょっと主体的に関わってもらえる部分をつくれば、張り切ってくれる可能性もあります。
例えば、着る服を自分で選んでもらって「このかわいいお洋服でお写真を撮ってもらおう」と伝えると、やる気がわきそうに感じませんか?他の子の写真を参考に見せて、一緒にポーズを考えるなどもいいかもしれません。

子どもはあらかじめ予定を伝えていても忘れていることが多いですし、「うん」と返事をしていても言葉で聞いただけではあまりイメージができていないこともよくあります。「明日は写真だね、こんなおっきなカメラで撮ってもらうんだよ、楽しみだね」「今日は何を着ていくんだっけ?」とやる気スイッチを何度か押しておきましょう。

撮影前にできること
・機嫌のよい時間帯に撮影できるよう調整
・軽く食べられるおやつを用意
・撮影が楽しみになる声がけ

撮影中にできること

(1)一緒に写る

もし緊張しているなら、最初は親が一緒に撮られるのもアリです。もともと親子で撮る予定ではなかったとしても、カメラがこっちを向いているという状況に子どもが慣れるまでのテスト撮影と思えばOK。フィルムの時代ではないので、シャッターを切るのはそんなに一大事ではありません。

カメラが自分に向いているのを怖がっていそうだったら一旦、カメラから離れて水分補給をしたり、近くにある小物で遊んだり、休憩をはさむのもアリですね。運よく撮影小物に夢中になってくれれば自然な表情が撮れることもあります。

(2)注文をつけ過ぎない

いい写真を撮ろうとしている時にやってしまいがちなのが「ちゃんと立って!」「遊ばないで!」「泣かないで!」と次々とたたみかけてしまうこと。

周りの大人も空気を読んで「ほらほら、こっちだよ」なんて、なだめたりすかしたり。本人にしてみたら、どうしても気が向かないのに、ママもパパも知らないこっちの人もあっちの人もみんな圧をかけてくる、といった状態になってしまうことがあります。

機嫌が悪いなと思ったら、「一枚でも撮れたらいいか」「衣装を着ただけでも、がんばったね」と一旦あきらめるスタンスをとると、逆に上手くいくかもしれません。「分かってくれた」と思って急に歩み寄りの姿勢をとってくれる可能性があります。

撮影中にできること
・カメラに慣れるまで一緒に撮られてみる
・緊張していたら撮るのを休憩する
・注文をつけ過ぎない

いいお顔だけがベストショットではない

すてきな笑顔で、背景も小物も衣装もバッチリきれいな一枚が残せたらいいですよね。せっかく撮るなら誰にでも見せたくなる一枚が撮りたいし、大きくなって本人が見たら、やっぱり盛れている写真がいいかもしれません。

でも、記念という意味でいえば、”いいお顔”でないのもいい思い出といえないでしょうか。七歳になった時のおすまし顔の写真と比較したら、三歳からの成長ぶりがよく分かるかもしれません。泣きながらも撮らせてくれる写真はとっても貴重です。もっと大きくなったら、写真が嫌な時は撮らせてもくれないでしょう。

もしも思うような絵が撮れなかったら、今の最高に可愛い子どもの様子は自分の目に焼き付けて、心のアルバムにしまっておくことにしましょう。

とは言いつつも・・・やっぱり、最高の笑顔が撮れるといいですね!

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この記事を書いた人

2人の女の子の母親。幼児心理アドバイザー養成講座修了
おもちゃのサブスクを約4年、活用中。計6社を利用した経験から初めて使う人にザックリわかる情報からもっと使いこなしたい人に役立つディープな情報まで、今同じように子育てをしている人たちに参考にしてもらえる情報をシェアしています。

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