赤ちゃんの成長に伴って、段々と増えてくるおもちゃ。どんな収納がよいのでしょうか。
ポイポイ投げ込めるタイプのおもちゃ収納で二大人気のIKEAの「トロファスト」とニトリの「カラボ」について、どちらがよいか比較してみました。
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IKEAトロファストとは?
IKEAの「トロファスト」はフレームとバスケットを自由に組み合わせられる収納シリーズです。カラフルな引き出しが印象的でおもちゃ収納としてはかなり有名なので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
Room ClipやPinterestなど画像でアイディアを集めておけるサイトにもたくさん収納アイディアが出ています。
IKEAのページ>https://www.ikea.com/jp/ja/cat/sisutemushou-na-kituzurumu-trofast-torohuasuto-700556/
ニトリのカラボでつくれるトロファスト風収納とは?
ニトリのCOLOBO(カラボ)シリーズは上下左右に連結することができるのがポイントの収納シリーズです。専用のレールや収納ボックスを組み合わせると、トロファストと同じようなかたちにすることができます。
トロファスト風収納の作り方としては、まず本体として、Nカラボの2段か3段を選びます。
そして、本体の好きな高さに専用のレールを取り付けます。これに、専用の収納ボックスを組み合わせて、引き出しのように使います。
収納ボックスは深型と浅型の2種類があります。
トロファストとトロファスト風を比較
では、IKEAのトロファストとニトリのカラボでつくるトロファスト風、何が違うのでしょうか。
表にまとめてみました。
IKEA トロファスト(TROFAST) | ニトリ 連結できるNカラボ | |
---|---|---|
本体の形状 | フレーム(背面がない) | カラーボックス(棚板がある) |
本体の種類 | 少ない | 多い |
バスケットの種類 | 多い | 少ない |
価格 | 1万円前後 | 5000円 |
耐久性 | 高い | 低い |
収納量 | 多い | 少ない |
本体のサイズ | 奥行:44cm 高さ:53〜56cm(2段)、91cm(3段) | 奥行:29.8cm 高さ:59cm(2段)、88cm(3段) |
バスケットのサイズ | 幅:42cm×奥行:30cm× 高さ:10cm(浅型)23cm(深型) | 幅:38cm×奥行:27.6cm× 高さ:12cm(浅型)23.1cm(深型) |
簡単にいうと、ニトリは簡素なつくりで収納量が少なめ、IKEAは頑丈なつくりで収納量が多めになっています。トロファスト風は雰囲気はそれっぽいものをお安く買える分、全体にコンパクトで簡素なつくりになっているという形です。
どっちがいいのかメリット・デメリットを見ていきます。
イケアのメリット・デメリット
メリット①本体の耐久性が高い
IKEAの家具は基準が厳しく、長期間の品質保証があります。トロファストももちろん耐久性は十分です。フレームは大人がちょっと腰掛けてもビクともしないぐらいの頑丈さがあります。
白と木目の2種類がありますが、パイン材の方は無垢材ということもあってどっしりと重厚感があり、地震でも倒れなさそうな安心感があります。
メリット②バスケットのカラーバリエーションが多い
カラボの方は以前ピンクやペールブルーなどのかわいい色があったのですが、カラーバリエーションが減ってしまいました。収納ボックスは白とグレーしかありません。一方、トロファストの方は今もカラフルなオレンジやグリーンがあります。海外っぽいカラーリングも素敵で、色で選ぶならIKEAになるでしょう。
IKEAの方はメッシュボックスもあるので、中が見えるタイプがいい場合もIKEAになりますね。細かいおもちゃには仕切りトレイもあります。
メリット③どちらからでも使える
トロファストの方の本体はカラーボックスではなく、フレームなので背板がありません。パイン材の方は仕切り板に溝が彫ってあって、そこにバスケットをスライドさせて差し込む形です。白い方はレール式ですが、こちらも向きがなく、表からも裏からも使えます。
なので、例えば、部屋の真ん中において両側から使うといったことが可能です。子ども部屋の真ん中に置いて仕切りとして使うのもいいかもしれません。
壁につけて使う場合も、たとえば表に傷がついてしまったりしたら、反対向きに置き直して、傷のついていない方を正面にするといったことができますね。
メリット④使わなくなったら売れる
ブランドの通りが良いので、使わなくなった後も状態が良ければメルカリなどで売ることができます。
デメリット①値段が比較的高い
ニトリと比べてしまうと、どうしても値が張りますね。セットで一気に買おうとすると、それなりの出費になります。
デメリット②奥行が結構ある
トロファストは奥行が44cmと深めになっています。狭いお部屋に置く場合はしっかり他の家具との配置などを検討しないと圧迫感が出てしまう可能性もあります。
ニトリのメリット・デメリット
メリット①値段が比較的抑えられる
値段的な魅力は大きいですね。
例えば、どちらも深型3段で比較すると、
ニトリの場合はNカラボ3段+レール6本+深型バスケット3つの組み合わせで4,281円
イケアの場合はコンビネーションで8,190円
ほぼ半分のお値段になります。
また、高さが60cm以下の組み合わせで比較すると、
ニトリの場合は Nカラボ2段+レール18本+浅型バスケット6つ+深型バスケット3つの組み合わせで9,453円
イケアの場合は深型と浅型1段ずつのコンビネーションで11,990円
ニトリの方が収納が3つ多いのに、それでも2,500円以上お安くなっています。
どの組み合わせにしても、お値段で比べるとニトリの圧勝です。
※どちらも送料は含みません。2024年9月現在の情報です。
メリット②幅や高さのバリエーションが多い
トロファストは縦1列か縦3列が基本になりますが、ニトリの場合は1列のカラボを連結していく形になるので、縦2列や縦4列などがつくれます。また、高さ方向に縦の連結もできるので、最大176cmまで高くなります。
子どもの背丈を考えるとそこまで高くすることはないと思いますが、レイアウトの自由度が高いとお部屋にも合わせやすいでしょう。
メリット③バスケットに引き手がついている
トロファストのバスケットは手掛け部分が細いため、よちよち年齢の子には引き出しにくいかもしれません。カラボにぴったり収納ボックスは手をかける部分があるので、出し入れはしやすくなると思います。
レールにも引っかかりがついていて、ひっぱりすぎて落ちることがないので、その点でも小さい子には扱いやすいかもしれませんね。
デメリット①レイアウトが仕切り板に左右される
カラーボックスなので元々の仕切り板があり、浅型は必ず2段になります。
デメリット②耐久性が比較的低い
材質的にいわゆるカラーボックスなので、無垢材の家具と比較するとどうしても耐久性は低くなります。また、トロファストでも白を選ぶと同じなのですが、木製のボードの表面にシートを貼ったような材料なので、表面が剥がれると目立ちます。
【結論】長く使うならトロファスト
サイズの違いもあるので部屋のレイアウトやおもちゃの量に合わせて選ぶのがベストかとは思いますが、どちらかと言えば、やはり本家トロファストをおすすめします!
ニトリのカラボは規格は変わらないのですが、マイナーチェンジが頻繁に行われ、後から買い足せるつもりでいたら色が合わないといったこともあるようです。組み立ての簡単さで言えば軽くて扱いやすく、説明書にも日本語がのっているニトリだと思いますが、組み立てるのは一回きりのこと。
と考えると、長く使うならパイン材のフレームと白やグレーのバスケットのベーシックな組み合わせが飽きもこず、いちばん使いやすいのではないでしょうか。縦型であれば高さもあり、子どもの背丈が伸びても使い続けられます。
この値段の差と耐久性の高さで考えると、トロファストを長く使うのがコスパの上では良いと感じ、我が家ではトロファストを購入しました。今後、中古と新品の比較記事もご紹介する予定です!