おもちゃの収納として人気を誇るIKEAの「トロファスト」。値段も手頃で色も子どもらしく、引き出し収納が使いやすいのですが、おもちゃで遊ばなくなったら使えないような気もしますよね。使い終わってもリビングなどに馴染むように大人用の収納を買った方がよいのでしょうか。「トロファスト」の卒業時期やおもちゃ収納に使わなくなった後の使い道などについてまとめてみました。
IKEAの「トロファスト」とは
IKEAのTROFAST(トロファスト)シリーズはフレームにボックスやメッシュのかごを自由に組み合わせられる収納です。フレームは膝ぐらいの高さのもの、腰ぐらいの高さのもの、階段状のものなどがあり、いれものも深めのバスケットや浅めの仕切りつきトレイなど様々なオプションから選べます。
IKEAのTROFASTシリーズのページ:https://www.ikea.com/jp/ja/cat/trofast-toy-storage-series-19027/
人気のポイントはポイポイっと投げ入れるだけで簡単に片付けられる点、また、色や形が自由に選べる点。無垢材を使っているわりに、お手頃価格なのもポイントです。IKEAには他にも収納シリーズが多くありますが、おもちゃ収納で探したらまず、これがヒットするはず。
サイズ感としては、お部屋の中に椅子が2個分並べられるぐらいのスペースがあれば、横置きタイプを置くことができるでしょう。子どもが生まれたら迷わず買ってもいいぐらいの定番商品です。
「トロファスト」がおもちゃ収納に使えなくなるのはどんな時?
とても使いやすく、かわいいTROFAST(トロファスト)ですが、使えなくなってしまったというケースもあります。
子どもたちがうまく使いこなせなかった
まず大人は使いやすかったのだけれど、子ども達にとっては使いにくかったという例。
中身の見えない収納ボックスだと、お片付けで放り込んだはいいものの、後から何が入っていたのか思い出せなくなってしまうのです。結果、どこに何があるか分からず、ぐちゃぐちゃに……
ただ、これも解決策があります。
・メッシュタイプのボックスにする
・ボックスの色を変えて識別できるようにする
・シールを貼って識別できるようにする
・前面に中身のおもちゃの写真を貼る
まず、メッシュタイプのボックスにすれば、中身が見えます。
また、ボックスの色でピンクの段にはぬいぐるみといったように、色ごとにしまうものを決めておくと中身の検討がつきやすくなります。電車のシールのところにはトミカといったように、一つひとつにシールを貼るとより確実ですね。
もっと分かりやすいのは児童館のように、おもちゃの写真を貼ること。もしラベルを貼ると見た目が気になるなら、雰囲気を損なわないものを探してみてください。手作り品の販売サイトやイラストのダウンロードサイトで、「おもちゃ ラベル」と探すと、おしゃれなラベルが見つかります。
入らないおもちゃが増えた
これは赤ちゃんの時期に買うと起こるパターンです。中に入りきらない大きめのおもちゃが出てきたり、そもそも物量自体が収納に収まらないほど増えてしまったり。収納を買い足せる場合は良いですが、部屋の広さによっては収納を増やすのにも限りがありますよね。
この場合は持ち物の見直しが必要かもしれません。もう使わないおもちゃを処分して、物によっては別の場所に移動するなどすれば、もう少し長く使えますね。
子どもが進学した
遊ぶのだけが仕事だった子も1年生になれば、生活スタイルも変わり、日々使うものが変わってきます。ランドセルや教科書などの学用品が一気に増えて、収納の見直しも必要になりますね。
こうなるともう使えないような気もしますが、そこは収納システムのいいところ。棚板を間引いたり、他の収納用具を追加したりして、別の収納として使うこともできます。
使わなくなった「トロファスト」の使いみち
学用品の収納に
合理的なのは、そのまま学用品の収納に転用するという方法です。
ボックスをなくせばフリースペースになるので、ランドセルの縦置きもできますし、鍵盤ハーモニカのようなものも入れられます。プリント類はボックスにそのまま入れたり、ブックエンドとファイルやファイルボックスを活用してもいいですね。洋服類も入りますよ。
学校で使うものがひとまとまりになると、持ち物の管理もしやすくなります。
無印良品のファイルボックスなどと組み合わせて書類収納に
無印良品のファイルボックスを並べて、仕事の道具や生活用品をまとめる収納に変更するという使い道もあります。
高さがギリギリですが、こちら↓はちょうど3つ並べると幅30cmになります。
ジャストサイズの収納を探すなら、「はこピタ」というアプリも便利です。IKEAやニトリ、カインズやセリアなどの収納をサイズから検索できます。
子どもが大きくなった後も使いやすい「トロファスト」の選び方
おもちゃ収納として使い終わった後も長く使い続けたいなら、購入時には以下2つのポイントをおさえましょう!
色は子どもらしいカラフルなものよりもインテリアに馴染みやすい落ち着いた色合いを。簡単なのは自宅の家具や床・壁の色に近いものを選ぶことです。シンプルな色合いのものであれば、用途を変えて別の部屋に置いても違和感なく使えるでしょう。上にテレビを載せたり、洋服やタオルをしまったりと別の部屋でも十分活躍してくれます。
また、フレームの形は階段型よりもシンプルな横型がおすすめ。階段型もかわいいのですが、シンプルな形の方が応用がききます。例えば、2つ使って板を渡せば机にもできますし、突っ張り棒を渡して簡易的なハンガーラックにしたりといったことも考えられます。
おもちゃ収納として使わなくなった後も長くお付き合いできるといいですね!