ちあき先生に兄弟育児のコツやポイントをお伺いするコラムです。
今回はおもちゃについてのお悩みをとりあげます。
上の子のおもちゃを下の子が誤飲しそうです。
下の子に手一杯なので、できれば上の子には気兼ねなく大きい子のおもちゃを使わせてあげたいです。
おもちゃの選び方や片付け方、上の子への伝え方など、気をつけるべきポイントを教えてください!

1人だったら対象年齢に合わせて選べばいいところ、年齢の違う兄弟がいるとおもちゃ選びも難しくなりますね。どうしたらいいのでしょうか。
上の子エリアと赤ちゃんエリアを分けて対策!



まずは赤ちゃんの安全を第一に考え、赤ちゃんの近くに誤飲しそうなものがないようにしましょう。
ブロックのような小さなものであればあるほど、赤ちゃんは誤飲しやすいです。どんなに大人が気を付けていても、赤ちゃんと上の子が同じ環境で遊んでしまうと、隅っこにブロックが落ちているのに気づかないまま、赤ちゃんが誤飲してしまうといったことが起こり得ます。
対策としては、誤飲につながるようなおもちゃを赤ちゃんと同じ環境に置かないことがベストです。例えば、赤ちゃんが絶対に入ってこれない場所を作るというやり方があります。レゴのようなリスクの高いおもちゃで遊ぶ時は「ゲート付きのスペースの中なら遊んでいい」といったように、上の子が遊んでいい場所を決めてあげるといいでしょう。


上の子のおもちゃも誤飲の可能性を考慮して選ぶ
おもちゃ選びのポイントとしては、やはり赤ちゃんが大きくなるまでは小さいレゴブロックのような誤飲しそうなものは避けること。レゴでも飲み込めないような大きなサイズのものもあります。


でも、買ってしまった後に下の子の誕生が分かった場合など、「赤ちゃんがいるから今はこれは使わないでね」と言っても上の子もなかなか受け入れられないかもしれませんね。
そんな時はもっと楽しそうなおもちゃを見つけて「こっちで遊んでみない?」と提案するのがコツです。



もっと楽しそうなおもちゃ……なんだろう?
アニメ系の変身アイテムとか、一緒にごっこ遊びできるようなものですかね。上の子と探しに行っても良さそうですね!
お兄ちゃん/お姉ちゃんとおもちゃのお約束を決める
もちろん、下の子の誤飲の心配がなくなるまで、上の子はずっとブロックなどで遊んではいけないということではありません。最初にお伝えしたように場所を分けることでリスクを下げることができます。
その際、お兄ちゃん/お姉ちゃんには「赤ちゃんが飲みこんでしまったら大変だから」と危険性を説明した上で、小さな部品のあるおもちゃは赤ちゃんのいるお部屋に持ってこないことをお約束してもらいましょう。



ルールを守らせることは、上の子の規律性を育むチャンスにもなります。


- 遊ぶ場所を区切って小さいモノを赤ちゃんから遠ざける
- 上の子に協力してもらいながら誤飲しにくいおもちゃを選ぶ
- 赤ちゃんの近くで遊ぶ時のお約束を上の子に伝える
次回のご相談は…
「相談No.3 上の子が赤ちゃんを叩きます!」です。
お楽しみに♪
今回ご回答いただいた専門家
ちあき先生


フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように…という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。
https://news.yahoo.co.jp/expert/creators/chiakisensei