ちあき先生に兄弟育児のコツやポイントをお伺いするコラムです。
今回は下の子が上の子と同じだけ食べようとするというお悩みにお答えいただきました。
下の子が上の子と同じ量だけ食べようとします。特におやつなどは、体の大きさが違うことを言っても不満顔です。しかたなく同じ量だけあげるとやっぱり夕飯が入りません。
ぶうぶう文句を言っているのは気にせず、厳しく言うしかないのでしょうか。
ホントに、なんでも同じものを欲しがるんですよねぇ。自分は小さいなんて思ってないんでしょうね……
下の子が上の子より少なくても納得できる裏ワザは…?
下の子は何でも上の子の真似をしたがりますよね^ ^
「お兄ちゃん/お姉ちゃんは身体が大きいからたくさん食べれるんだよ。だから、大きくなってからね。」ということはおそらく伝えていただいてますよね(笑)
そんなことでは効き目がないから質問してくれたはずですので、ズバリお答えすると!
下の子が上の子と同じだと感じられるようにすればいいんです。
例えば、盛り方や切り方などの魅せ方であたかも量があるよう見せれます。小さいお皿を使うと少ない量でもいっぱいあるように見えますよ。
「たくさん盛りすぎちゃったかな?!」なんて、いかにもたくさん入ってる感じを装ったりすると(もちろん、いつもと同じ量なのですが…笑)、意外にも子どもは満足して「もうお兄ちゃん/お姉ちゃんになったから食べれるよ!」なんて自信満々な答えが返ってきます。錯覚をうまく活用して、量があるように見せかけましょう!
さっそくバナナで試してみました。うまく”盛れ”てるでしょうか?
下の子はお菓子デビューも早い……?!
上の子の時はなるべく手作りをしたり、チョコレートやキャンディなどを控えたりとがんばっていた方も、二人目以降は与え始めるのが早くなるということも聞きます。
お兄ちゃんやお姉ちゃんがおいしそうに食べていたら、下の子だって欲しくなってしまいますよね。小さな子はお兄ちゃんお姉ちゃんがしていることを、良いことも悪いことも真似します。
お菓子は積極的にはとらなくていいものですが、悪いものではありません。
育児の回数を重ねて肩の力が抜けてきたと良い方に捉えてみてください!
下の子が1歳未満ならハチミツが入っていないかの確認と、アレルギーや誤飲のリスクがある食べ物だけは間違いが起こらないように気をつけてあげてくださいね。
- 「盛る」「装う」ことで上の子と同じと感じられるようにする
次回のご相談は…
「相談No.5 下の子が上の子の遊びを邪魔してしまいます」です。
お楽しみに♪
今回ご回答いただいた専門家
ちあき先生
フィンランド好き保育士。素敵に見えるあのママも、悩み事なんてまるで無さそうなあの人も、実はみんなみんな子育てで悩んでいます。そんな毎日子育てを奮闘しているママさんたちが、少しでも肩の力が抜けて、笑顔になって、一歩踏み出せますように…という想いを込めて、ママさんひとりひとりの気持ちに寄り添う、まるでラブレターのような記事をお届けします。記事の内容は、保育士19年の経験、日々受けているお悩み相談からの気付き、そして、子育てで絶賛お悩み中のママへのインタビューを参考にしています。
https://news.yahoo.co.jp/expert/creators/chiakisensei