モンテッソーリ教育の基本である「敏感期」について表にまとめました。
モンテッソーリ教育の敏感期の一覧表
A4で印刷できます。
情報が一致しないものについては開始は最も早い年齢を、終了は最も遅い年齢を採用しています。
モンテッソーリ教育の敏感期とは?集中現象って?
モンテッソーリ教育では、適した時期に適した環境や教具を用意することで子ども本人が学んでいくことを促します。敏感期というのはどんな子にもある、特定のことへの感度が高まっている時期です。この時期に興味を持ってやってみたことが面白くてハマると、飽きずに同じことを繰り返します。これが集中現象です。赤ちゃんのいたずらあるあるで「ティッシュをひたすら出す」というのがありますが、あれも集中現象の一つなんだとか。
集中現象に入ったら邪魔をせず、そっとしておいてあげると、やがて「できた!」と満足感を得て活動が終了します。時期は子どもによって個人差がありますが、順番は変わりません。また、同時期にかさなることもあります。
敏感期に気づいた時に親がやるべきことは?
まず親ができるのはじっと観察して、今この子が何に興味を持っているのかを読み取ることです。ぜひ、この表を活用してくださいね。
そして、敏感期に気づいたら、手近なところに興味をそそるものをたくさん用意してあげること。より探究しやすいように考えて設計されているモンテッソーリ教具と呼ばれるおもちゃもあります。
活動に集中できるように環境を整えてあげることもできます。集中してると思ったら声をかけずにそっとしておく、気が散らないように集中できるスペースを用意するなどの側方支援ですね。主役はあくまでも子どもです。
子どもの自己教育力を信じて、「できた!」のうれしさを分ちあえたらいいですね。
参考:
りっきー『感覚統合の視点で「できた!」が増える!発達が気になる子のためのおうちモンテッソーリ』日本能率協会マネジメントセンター
藤崎達宏『3〜6歳までの実践版 モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす!』三笠書房
島村華子『モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード自動発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方叱り方』ディスカヴァー・トゥエンティワン
日本モンテッソーリ教育綜合研究所ホームページ https://sainou.or.jp/montessori/about-montessori/index.html