リビングの収納や片づけに悩んだことはありませんか?
ものが多くて上手く収納できない、おもちゃを片づけてもすぐ散らかる、子どもや家族がなかなか片づけに協力してくれない、などなど……
家族全員が使う空間だからこそ、リビングはきれいに保ちたいですよね。
今回は、ごちゃごちゃリビングをすっきり見せるための収納術と、子どもがおもちゃを片づけるためのコツを紹介します。これを読めば、きっとあなたの家もきれいなリビングをキープできるはず!
なぜリビングは散らかるの?
そもそも、どうしてリビングは散らかってしまうのでしょうか。
それはずばり、最も使う頻度が高い部屋だから。
寝室や仕事部屋とちがい、リビングは「子どもが遊ぶ」「大人がくつろぐ」「来客をもてなす」など、さまざまな用途を兼ね備えた空間です。そのため、リビングは家の中でももっとも人がいる時間が長い部屋といえます。
いる時間が長いと、自然と使うものも増えていきます。おもちゃで遊んだり、雑誌を読んでくつろいだり。お菓子を食べたり、文房具を使ったり。なのに、他の部屋に比べてじゅうぶんな収納スペースがない、という家も多いのではないしょうか。
ごちゃごちゃリビングをきれいな状態に保つには、どうしたらいいのか。ここからは、その具体的な方法を紹介します。
収納方法を見直そう!
ものが多くなりがちなリビングをきれいに保つために、まずは収納方法を工夫しましょう。
「どこに何がしまってあるか分からない」「なんとなく片づけがおっくうに感じる」という人は特に要チェック。収納方法をひと工夫するだけで、すっきりとしたリビングに近づくことができますよ。
簡単にできる3ステップで紹介するので、ぜひ実践してみてください。
ステップ①収納グッズの色やデザインを統一する
まずは、棚やカゴなど、物入れの色やデザインをできるだけ統一してみましょう。
収納グッズは、色や素材、大きさなどがさまざまなものが販売されているので、自宅のリビングにあったものを選んでみましょう。床や壁など、インテリアや家具の色を意識して選ぶとさらに一体感がでます。
これだけで部屋がより広くさっぱりとして見えるので、おすすめの方法です。
ステップ②子どもが簡単にできる収納方法にする
子どもがスムーズに片づけをしてくれるようになると、親の負担はぐっと減りますよね!
収納グッズを選ぶときは、子どもでも片づけがしやすい収納方法かどうか、ということを意識してみてください。
おもちゃを片づける場所までが遠かったり、扉を開けて、ふたを開けて……など片づけの手間が多いと、子どもにとって片づけが大変な作業になってしまいます。おもちゃなどの収納は、引き出しやふた付きの箱よりも、軽くて持ちやすいバスケットのような、ぽんぽんと放り込めるようなものがよいでしょう。
子どもが使いやすいおもちゃ収納について気になる人へ、下記の記事もおすすめです。
ぜひ子ども目線で、自宅のリビングの収納方法を見直してみてください。
ステップ③収納ボックスをラベリングする
収納ボックスにラベルを張るのもおすすめです。子どもはもちろん、パートナーや家族の誰にとっても、ものの場所が一目でわかるようになります。
おもちゃは「ブロック」「ぬいぐるみ」「ボール」などのジャンルで分類し、子どもが分かりやすいよう、大きい文字やイラストでラベリングするとよいでしょう。また、文房具や日用雑貨などもラベリングしておくことで、家族から「あれはどこにある?」「これはどこにしまうんだっけ?」と聞かれるのを減らすこともできます!
かわいいシールやプレートなどのラベリンググッズが100均や文房具店で販売されているので、ぜひ楽しみながら作ってみてください。
片づけ方を工夫しよう!
収納を工夫したあとは、おもちゃを片づけるときのルールを見直しましょう。
「片づけて!とつい子どもに怒ってしまう」「片づけてもすぐに散らかり、いつもごちゃごちゃしている」という悩みを持つママやパパも多いのではないでしょうか。
子どもの目線にたってひと工夫するだけで、片づけはぐっと楽しく、簡単になります。子どもが自ら片づけてくれる声かけやアイデアを3つ紹介するので、参考にしてみてください。
“お片づけ競争”作戦
まず一つめのアイデアは、子どもと競争しながら片づけを促す作戦です。
遊び終わって片づけをするタイミングで「パパとお片づけ競争だ!」「どっちが早くお片づけができるかな?」と声をかけて始めましょう。
ゲーム感覚で行うことで、負けず嫌いな子どもはすすんで片づけてくれるはず。終わったら、決められた場所にきちんとおもちゃを戻せているか確認しましょう。
ただし、リビングを走り回ったり、おもちゃを投げたりするのはケガのもと。お片づけ競争がヒートアップしないようにくれぐれも注意してくださいね。
“片づけたらご褒美”作戦
「上手にお片づけできたらおやつを食べようね」など、片づけたあとのご褒美を用意してあげるのも有効です。
「もので釣るのはよくない」という意見もありますが、重要なのは子どもが自ら片づけをできるようになることです。まずは片づけをやり遂げることで成功体験を得て、それを繰り返すことで片づけが習慣化されます。
この作戦は、次々と別のおもちゃで遊んでしまう子どもにも効果的です。「これをお片づけしたら次のおもちゃで遊んでもいいよ」と伝えて、そのつど片づけができるように意識づけをしていきましょう。
“お手伝いしてくれるかな?”作戦
「お片づけしてね」ではなく「ママ・パパのお手伝いしてくれるかな~?」という声かけをするのもおすすめです。
子どもは、ママ・パパが喜んだり、褒めてくれることが大好き。この一言で、積極的に“お手伝い”をしてくれるはずです。
スムーズに片づけができたときは、「きれいになってママ嬉しい!」「上手にお片づけできたね!ありがとう!」と伝えましょう。感謝を伝えることで、子どもの自己肯定感がアップし、自ら片づけをするようになるきっかけになります。
いつもより大げさに褒めるとより効果的。ぜひ、今日から実践してみてくださいね。
まとめ
子育てをしたり仕事をしたりしながら、家事をこなして、毎日大忙しのパパとママ。家族がくつろぐリビングがきれいに整頓されていると、日々のストレスは少し軽減されるはず。
まずは収納グッズのデザインを統一したり、収納の動線を見直してみましょう。それから、子どもが自ら片づけてくれるような声かけも重要です。
収納グッズや片づけ方をひと工夫するだけで、ごちゃごちゃリビングは整理整頓された空間へ生まれ変わります。ぜひ今日から実践して、気持ちのよい空間で家族だんらんのひとときを過ごしてくださいね!