SNSに子どもの写真を投稿するのは危険?キャンペーンに参加する前にできること

普段、積極的にSNSを使っていなかったり、インターネットに起因する子どもの犯罪被害のニュースを見ていたりすると、心配になることはないでしょうか。
いちばん安心なのはSNSを使わないことかもしれませんが、そのためにすべてのソーシャルな楽しみを諦めてしまうのもちょっと残念ですよね。
今回は子どもの安全を考えて、投稿する前にできることをまとめてみました。

目次

顔は映さない・載せない

まず思いつくのが顔を載せないこと。
真正面から撮った写真はスタンプなどで目隠しをします。
また、撮る前から載せることを考えているなら、真後ろや斜め後ろから撮りましょう。真上からのアングルも小さな子どもならではという感じでかわいいですね。

おもちゃの紹介をするなら写真のメインはおもちゃですから、子どもはパーツのみでも十分でしょう。手元のアップでも子どもの様子は伝わります。

悪い人が本気になれば、スタンプを取り除くアプリを使ったり、ピースの指から指紋データをとったりもできてしまうので万全の対策ではありませんが、少なくとも抑止効果ぐらいは期待できます。

本名や住所は載せない

投稿には直接書いていなくても、いろいろな情報を組み合わせて特定できてしまうことがあります。
たとえば、アカウント名が名字で子どものニックネームが名前に紐づく、よくあるあだ名だとある程度まで名前が推測できてしまいます。

そこに、住所は書いていなくても、たとえば通っている園やお教室の名前が出ていたら、掛け算で個人が特定されてしまうかもしれません。

本名や住所はテキストはもちろん、画像にも含まれないように注意しましょう。この際、SNS用に本名と全然関係のない、特別の名前をつけてみるのもいいかもしれないですね。

写真の位置情報を消す

アプリに位置情報へのアクセスを許可していると、写真に自動的に撮った場所の情報が入ってしまいます。設定を変えておきましょう。たとえば、iPhoneの場合なら、設定>プライバシーから簡単に変更できます。(参考

写真のフォルダのなかの「情報」を確認して、もし位置情報があった場合には必ず削除しましょう。

映り込みがないか確認

鏡やガラス、金属系のものに何か映り込んでないか、名前や住所の入ったものが周りに写っていないかを確認して、個人を特定するものが写っていたら削除しましょう。
瞳に映りこんでいるものから家を特定するストーカーもいるそうです。面倒ではありますが、もしぼんやりとでも何かが写っているなら、その写真は諦めるか、トリミングなどの加工をするなどの工夫が必要ですね。

本人・家族はもちろん、よその子が写っていたりしたらトラブルにもなり兼ねませんので、しっかりチェックしましょう。

実生活と結びつきにくいアカウントに

投稿のなかには住所が書かれていなくても、よく行く場所やフォロー/フォロワーから、情報が絞り込まれてしまう可能性もあります。自分が気をつけて書かないようにしていても、知り合いがくれたコメントやタグ付けから情報が漏れてしまうこともあるでしょう。

非公開アカウントにすればセキュリティリスクは下がりますが、ハッシュタグキャンペーンには参加できません。不便かもしれませんが、アカウントを分けるなどして、実生活と結びつきにくくしておくというのも対策としてできることの一つです。

キャンペーンの運営元をチェック

そもそも、キャンペーンを実施している企業が信頼できる企業であるのかをチェックすることも必要です。Instagramではキャンペーンは禁止ではありませんが、「いいね!」したらクーポンを提供するといったような、リアクションを直接お金で買うようなことは禁止されています。

たとえば、会社情報を調べてみる、一度サービスを使ってみるなど、この会社・このアカウントは大丈夫と自分なりに信頼できる企業かを確かめてみてから、キャンペーンに参加するのでも遅くないでしょう。

いつでも消せるつもりで載せる

大人は可愛いつもりで撮っていても、子どもが「撮って」というから撮っていても、大きくなった子どもが「恥ずかしいから消して」と言ったら、プライバシーや肖像権の観点から子どもの写真は消さないといけません。

おもちゃ関連のキャンペーンであれば、トイトレシーンや赤ちゃんの裸を撮ることはないかもしれませんが、たとえば何度も挑戦しては失敗している様子を親は健気にがんばっていると捉えても、本人は馬鹿にされている、未熟で恥ずかしいと捉えるかもしれません。嫌だと言われたら、いつでも消せるつもりでいることも大事です。

自分なりのルールをつくっていこう

どこまで安全対策をとるかは個人の考えなので、ここまでやればいいという正解はありません。
リスクはあるけれど、メリットもありますよね。キャンペーンであれば、特典がもらえるのはもちろん、他の人の子育ての様子が知れたり、いいねやコメントで力をもらえたり、いい面もありますよね。

子ども本人がスマホを持ち出したら、安全面の管理はもっと難しくなるでしょう。技術が進化していけば、また新しい対策も必要になってきます。
投稿のたびに迷わないためにも、普段から色々試したり、専門家の意見を調べたりしながら、自分のルールをつくっておくのがいいのかもしれませんね。

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この記事を書いた人

2人の女の子の母親。幼児心理アドバイザー養成講座修了
おもちゃのサブスクを約4年、活用中。計6社を利用した経験から初めて使う人にザックリわかる情報からもっと使いこなしたい人に役立つディープな情報まで、今同じように子育てをしている人たちに参考にしてもらえる情報をシェアしています。

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